「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方  岩田松雄

「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方

「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方

ボディショップやスタバの社長だった岩田松雄さんのリーダー論。

カリスマで俺についてこい式のリーダーでなく、周りに推されてリーダーになるのが

理想のリーダーと説く。

 

どこを読んでも感じるのは社長や上に立つ人は人格者であるべき、

そういう人がおのずとあがってくるというもの。

自分のまわりを見て、まあそうとは限らないと思うけど・・・

それが理想的というのはわかる。

 

 

部下をしかる時には自尊心を傷つけないように、「あなたらしくない」

「あなたでさえ」という言い方を使うとか、

何かを指摘するときにはまず褒めてからといのはすぐに使える技だ。

 

何かの報告を受ける時には「事実と判断は分ける」

そうすれば両者を混同せずにすむ。まずは事実を聞き、その上でそれについて

どう思ったかを聞く。さもないと判断だけを聞いて終わってしまいかねない

というのも新しい気付きだった。

 

また中間管理職が上からの命令を下に伝える時、「上が決めたから」で

済ますのはもっともよくない。どうしてそうなったのか、どうして社長は

こうしろと言っているのかをしっかり語れなくてはいけないというのは

耳が痛い。

 

時間を短縮するため、本文なしてタイトルだけでやりとりをするメールの

習慣がコンサル時代にあったそうだ。タイトルのみの時にはタイトルの後ろに

アスタリスクを付け、「今日は何時に集合」など1行ですむものはタイトルだけ。

これは目からうろこだ。自分でもぜひやってみたい。

 

彼が部下たちと話すときには、「何か困ったことはない?」と

声を掛けて回ったというが、これがとても好評だったとか。

この言葉はすごくみんなの心を開く、いいセリフで、こんなことを言われたら

みんな嬉しくなって、その上司を全面的に信頼してしまう。

本当に相談されたら困るから自分にはできないけど。