「11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち」

若松孝二監督による、盾の会の若者たちと自決までの日々をつづる。

三島は新君が演じているのだが、スタイルのいい彼が着ているのに
いちいち私服がダサい。ツイードのジャケットも不思議なほど似合っていない。
それは髪型が坊主なのにスーツだから!?
三島は体にぴったりとあった服を着ていたらしいが、新君は
体より大きめの服を着ているように見える。
奥さんは寺島しのぶが演じているのだが、二人のシーンは
なんだか明るい印象で、彼女がでているシーンはほっとする。
それにしてもこの二人はいったい恋愛結婚なのだろうか?

真島君が思いがけず美形でしかも熱血漢。
彼によってだんだんと決起を追い詰められる三島を見ていると
だんだんと不安になってくる。

自衛隊での演説シーンではなぜマイクや、せめて拡声器を使わなかったのか
とても不思議だ(それが史実だったようだが)
新君がその当日鏡の前で軍服を着て身支度を整え、手袋をはめたりするところは
最高にかっこよかったが。