「我ら、時 小沢健二 展覧会とポップ・アップ・ショップ」

PARCO MUSEUM 渋谷パルコパート1

ネットで知ってさっそく行ってみた。
暗い会場の中に入ると、世界各地の色鮮やかな写真の前に立つと
小沢君のナレーションや、音楽、現地での音などがそれぞれ聞こえる。
ただしとても音が小さくでかなり聞こえづらい。
スピーカーの前のピンポイントに立つとよく聞こえるのだが
他に人がいると遠巻きになってみるようになるので、
老人にはきついと思った。

一周すると世界を旅した気分になる。
そしてギフトショップで売っていたCD,本のセットを買って帰る。
以前のドゥワチャの連載抜擢の本が中に入っていてうれしい。
やはりあの連載は単行本にするべきなのだ。
そして値段が高いので、若い人たちが手を出すのは大変かもしれない。
今の小沢君のファンは経済的にも豊かになっているのだろうが。


CDを聞くと、小沢君の声が昔とは変わっていることに気付く。
やはり低いというか太いというか・・・
ボイストレーニングだか何かで声を改造していたという話も聞くが
本当なのだろう。


小沢君は次々と裏切っていく。
フリッパーズのファンを裏切る「犬」
「犬」がいいと思うファンを裏切る「ライフ」
「ライフ」ファンを裏切る「球体」
新しい小沢君にはいつも最初は戸惑うが、その味にいつしかしびれる。