「人生はビギナーズ」


ある日75歳にして、自分はゲイとカミングアウトして、驚く息子が
人生について考える映画。

ゲイの父にクリストファー・プラマーでいい味を出していた。
癌を患って残り少ない日々も、ボーイフレンドや仲間と楽しくすごそうとする。
でも若いボーイフレンドは気も多く、遊びに来てもすぐに帰ることがあり
ほろ苦い気持ちになったり・・
父の看病をしながら、まじかに彼の様子を見ていて、自分の人生についても
考える息子がユアン・マクレガー
父は程なく亡くなるのだが、彼の喪失感は胸が痛む。
そして父のペットの子犬と暮らし始めるが、子犬とユアンがまた似合うこと!
ユアンも影のあるフランス人の女性と知り合い、
今更と思いながらも恋をして、人生に向きあう。

父の家は自然に囲まれ、窓が大きく外の緑がきれいに映る趣味のいい家で
ユアンはイラストレーターなのだが、彼の描くイラストもおしゃれでかわいい。

母親はもっとずっと前に亡くなっているのだが、実は彼女も夫が
ゲイと知っていた。それをユアンは知ってショックを受ける。
今更ながら彼女が時折さびしそうにしていたのを思い出したからだ。
それでもいい、自分が直して見せると彼女は結婚してと言ったという。
心が満たされないままに彼女は一生を閉じることになったわけだが、
どうして離婚しなかったのだろう?
子供のためだろうか?
知り合いでゲイとわかっていて結婚した夫婦がいるが
やはりだめになってしまった。