「軽蔑」

廣木監督が高良健吾と鈴木杏を主役に、中上健次の小説「軽蔑」の映画化。

新宿でトップレスでボールダンスを踊る女性と、遊び歩く男性が
借金を作り田舎に戻る。彼は田舎の資産家の一人息子だった。
田舎でも落ち着かない日々でまた多額の借金を賭博で作る。

高良君はどうしようもないクズ男だけど、妙な魅力がある。
鈴木杏はすごくがんばっているし、この物語の女性として生きているのは
よくわかるのだが、賭博屋の南朋さん演じる山畑が固執するほどには感じられない。

最後も痛い終わり方だったけど、あの終わり方しかあのふたりにはないのだろう。

南朋さんが油ギッシュないやらしい男を好演していた。

田舎の風景が美しかった。