「ある造形家の足跡:佐藤忠良展」 世田谷美術館

用賀には初めて降りたが、こじんまりと歩行者目線のいい街だと
思った。駅から世田谷美術館まで歩いたが、プロムナードになっており
ところどころで標識があって迷子にならないようになっている。
道の端に水路があったりして散歩に適している。

砧公園もまるでリュクサンブール公園のようだと思った。
(行ったことないけど)

世田谷美術館もこじんまりとした落ち着いた美術館でいい。
まず中に入ると前面が大きな窓になっている部屋に彫刻が
飾ってあるのが見事な借景でちょっと圧倒された。

佐藤忠良の彫刻は服を着ていたり、帽子をかぶっていたりのものの
方が、裸婦のものよりも興味深く面白く見た。
裸婦は妙に写実的で、完璧プロポーションじゃないだけに
居心地が悪い気がした。

童話の挿絵などもされていたようで、知らなかったのだが
見てみると本屋で飾ってあるのを見覚えがあるものだった。
いろいろな才能のある人だったのだな。