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「浮標」 吉祥寺シアター

舞台

三好十郎作、長塚圭史演出の舞台で4時間近くの上演というもの。
阿佐ヶ谷スパイダースも見たことがなく、長塚さんの演出ははじめてみた。

シアターもかなりこじんまりとしており、中央に砂が敷き詰めてあり
そこが舞台だ。そこを囲むように両脇に椅子が並べれており
役者はそこに座って芝居をしたり、見ていたりする。

主演の田中哲司さんは、ラミパスのときよりもかなりスマートになっていた。
この舞台がハードすぎて、やっているうちにやせたと思われるが、
このくらいだと普通にプローポーションがよくてかっこいい。
彼はなんとも言えない母性本能をくすぐる色気を持っている。
朋ちゃん演じる親友が戦争に行く直前に尋ねてきて
彼等夫婦に2人だけの時間を持たせてあげようとする奥さん役の
藤谷美紀さんに対して、自分も親友とたくさん話したいと
だだをこねる様は可愛らしかった。

藤谷さん演じる奥さんは病気で、お見舞いに子供たちが訪れるシーンは
サイドに座った役者達が声だけ、子供のセリフを言って進むのだが
みんなかなりの年なのに、妙に若い声がでていたりして
ちょっと度肝を抜かれる。

朋ちゃんは軍服姿で、可愛くはあるのだが、妙にがっちりとした
体形に見えた。太っているわけではないと思うので、
服の感じでそうみえるのだろうか?
彼は声を張り上げるタイプのものより、静かに話すほうが向いている。
舞台ではアット・ズーの方がよかった。

田中さんに興味を持ったので、今度別の芝居に行ってみたくなった。