- 作者: 海堂尊
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/07/16
- メディア: 単行本
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東城大学の医師世良は、モンテカルロでの学会で発表する上司の垣谷と
でかけたが、学会で発表する予定だった天城という医師に大学からの手紙を
渡すように言われていたが、その学会にはドタキャンした天城。
天城はカジノ三昧の日々だが、その天才的な腕を生かして高額な報酬を受け
たまに手術をモンテカルロの病院でしていた。
東城大学の佐伯病院長は天城を招聘し、桜ノ宮に心臓外科センターを作ろうとしていた。
桜ノ宮に戻った世良は天城の破天荒に振り回されながらも、彼をサポートしていくが・・
世良さんて他の本でも出てきたと思うんだが、思い出せないな。
巻末に既刊の本の登場人物とかあるとわかりやすいんだが。
下っ端医師の間で採血当番があり、さぼると新人の時には相手を咎めたが
3年もたつと、サボられてもそんなにぎすぎすすることはない、
「実力があれば諍いは少なくなるものだ。」というシーンにはっとさせられた。
仕事ができる人にはさっさと片付けられるので負担にはならない。
仕事の奥深さを感じ、自分のことにも照らし合わせてしまった。