- 作者: 富樫倫太郎
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2010/02
- メディア: 単行本
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軍配者というものがいるというのは初めて知ったので興味深かった。
でも参謀は必要だし、当然と言えば当然か。
大河でも山本勘助が主役だったことがあったなと思い出したが
そのときは何をした人かは知らずにいて、しかもドラマも見ていなかったが
今回思いがけずその名を本の中で見つけて面白く読んだ。
主役の小太郎は才能があり、勤勉で、性格もまっすぐで思いやりがあり
そして困難もたっぷり、ただし偉い人には好かれて大切にされる。
彼が軍配者となっていくためにライバル達とともに切磋琢磨していく
青春物語だ。
私は早雲も知らなかったのだが、実際にいた武将らしい。
この本はどの程度史実を織り込んでいるんだろうかと興味を持った。
軍配者を養成する学校が足利にあり、また京都の五山でも同じく教えるところがあったという。
これらの学校は現在はどうなっているのだろう?