「ソラニン」

ソラニン スタンダード・エディション [DVD]

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この映画にちらっと出るARATA君のvisualがすごく好き。
それで見始めたわけだが、ストーリーはほとんど知らなかったので
途中高良君演じる種田(この名前がいかにもでリアル)が事故にあったりするのは驚いた。
青春映画であまり内容のない映画かと思ったが、なかなか若者達が
人生や自分探しで悩む様子は真摯に描けてあったしリアルだった。


あおいちゃん演じる芽衣子は大人として折り合いをつけて気の進まないOLの仕事を
しているのだが、ある日耐えられなくなり衝動的に会社を辞める。
ある天気のいい日にのんびりと外を見ながらビールを嬉しそうに飲むシーンがあり
なんて気持ちがよさそうなんだと心底うらやましく思った。
よく考えると自分だってやろうと思えば天気のいい日にビールを飲むことはできるのに。


桐谷健太のドラムがなんだかすごくこなれていて本当のドラマーのようだった。
彼はBECKでもラップを歌うシーンがすごく物慣れていて本当のラッパーのよう
(っていってもテレビのスポットで見た程度なのだが)ですごいなと思っていた。
妄想係長やるやん。
そしてベース役の人はサンボマスターの人だった。
高良君もあおいちゃんも歌はそれなりにきまっていたし、違和感なく思ったが
最後のクレジットでアジカンの歌が流れたら、やはり「プロは何かが違う」と思った。
なんてことはない歌声で、歌なのになんだか響く。


そしてリーマンARATAくん。髪型も普通で、普通にかっこいい!
最近は声を荒げたり、わざと低いがさがさ声をだす役をたびたび見かけたが
こんな低血圧そうな役はやはり魅力的だ。短いシーンに釘付けだった。