「タイム屋文庫」朝倉かすみ

タイム屋文庫

タイム屋文庫


小樽の古い一軒家に住む大好きな祖母が亡くなり
その家に引越してきた柊子。
彼女は会社を辞め、祖母の家で貸し本屋を始める。
タイムトラベルものの本が好きだった学生時代の初恋の相手が
いつか訪ねてくれるのではないかと待ちながら・・


彼女はレストランでバイトして、そこのシェフといい感じになったり
新聞配達をしたり、不思議な女の子に居候されたり・・
小さな出会いを繰り返し、最後は幸せになりましたとさ。
彼女は最後、結婚をするのだが、だんなさんに
「あんたがうまれてきてくれてよかった」としみじみと、でもあっさりと
言われるシーンがなんだかいいなと思った。