「仏果を得ず」 三浦しをん

仏果を得ず

仏果を得ず


これもある意味業界ドラマ。


文楽の修行をしている健が、才能があるが自分と一緒にやる気のない
三味線の兎一郎と芸の道を究めるために努力していく。その様子を
師匠や、文楽を教えている小学校の生徒、その母親など
いろいろな悩みを抱えながら描いている。


芸の世界は人間をより深く知ることによって磨きがかかるのだな。
そのためにはいろいろな経験をして、人間の幅を広げることが
大切なのだと思った。(今更?)