「私立探偵・麻生龍太郎」 柴田よしき

私立探偵・麻生龍太郎

私立探偵・麻生龍太郎


「聖なる黒夜」の後の警察を辞めて探偵になった龍太郎の事件簿を
練との関係をからめて書く。
「聖なる黒夜」であんな風に終わったのに、いつの間に別れてしまっていたのが
不思議に思っていたので、この本を読んで二人の経緯がわかって納得。


やはり龍太郎は魅力的だな。
そして練もわがままいっぱいのようで、彼に絶対的な信頼を寄せていて
龍太郎も自分が無条件に求められているというのをわかっているのだろう。
その思いが自分の言うことなら聞いてくれるという傲慢ともいえる気持ちになり
やくざをやめなければ別れるという話になっていくのかもしれない。


以前読んだRIKOシリーズの続きがまた読みたくなってしまったじゃないか。