「グラントリノ」


朝鮮戦争帰還兵で元フォードの自動車工のウォルトは
愛車グラントリノと愛犬と孤独に暮らしていた。
隣に住むモン族の少年タオとある事件をきっかけに
交流をはじめるが、同じモン族の不良グループに
タオは絡まれて・・・


クリント・イーストウッドの監督、主演作。
この主人公の男性は本当に古いタイプで頑固、
要領よく生きていくことのできる人ではなく、
決してみんなに好かれるタイプでもない。
でもこういう人って一度仲良くなるととことん深く付き合い
世話を焼いたり、気にかけてくれたりするんだよな。
古きよきアメリカを感じる。


哀しくて恐ろしい場面も途中あり、結末も哀しいのだが
見た後はそれでもすがすがしさが残る。


モン族ってそんなにアメリカにいるのかしらと
思ったら、以前留学していたという友人曰く、
ミネソタあたりにもたくさんいたという。
ちょっと意外。