「経済は感情で動く」 マッテオ・モッテルリーニ

経済は感情で動く―― はじめての行動経済学

経済は感情で動く―― はじめての行動経済学


1万円のケータイが他の店で1000円安かったら
走って買いに行くが、10万のテレビで1000円安い店には
無理していかない、同じ1000円得することは一緒なのに。


そうなんだよな〜、大きいお金を使うと少ないお金は
気に成らなくなるこの不思議。


三種類の選択技があると人は真ん中を選びたがるという法則も
読んでいてなるほどと思った。まさに自分もそうかもしれない。


「ピークエンドの法則」というのも興味深いものだった。
あらゆる経験の快苦の記憶は、ほぼ完全にピーク時と
終了時の快苦の度合いで決まるというもの。
その出来事の長さは関係ない(長いことつらい目にあっていても
最後に穏やかになっていくとさほどつらくなく感じる等)


この手の本は著者がアメリカ人と考えてしまうのだが
この本の著者はイタリア人でサッカーの話題がたくさん
例え話で出てきて面白い。ネスタなんて固有名詞まで。


分かりやすく説明するために、クイズがたくさん出てくるので
私には読みにくかったが、見事にいつもひっかかっていた。
私の脳は怠慢なのね〜。