- 出版社/メーカー: CCRE
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ARATA君が出ていなかったら、見ていない映画だな。
とにかく怖かった。
おぼろげな記憶しかないあさま山荘事件だが、
なぜ「連合」赤軍なのかとか、どういう経緯をたどって
自己批判→処刑→あさま山荘での銃撃戦となったかなどが
わかった。誰かのブログにもあったが、前半原田芳雄のナレーションもあり
ドキュメンタリー風だが、後半に進むにつれて人間のドラマになっていく。
まずもって不思議なのは、なぜあそこまで熱狂し妄信できるのかということ。
そして学生は純粋で人生経験がなく信じやすいので、
あっという間に恐ろしい存在に容赦なくなっていくということを再認識した。
文化大革命の時代の話を読んでも、学生の狂信ぶりには唖然としたし
疑いもなく暴力的な行為に走るさまにはぞっとした。
そして若い人たちのカルト的行為としてオウムの事件も思い出したり・・
最後あさま山荘に引きこもる時、その中核リーダーの森と永田が逮捕され
残ったメンバーだけではどうすることもできないのではと思ったが
立派に騒ぎを起こして闘い、あんなにも大きな事件を起こしたことが
すこし意外だった。
当時のメンバーは今何を思うのだろうか?