「プラス思考のアメリカ人 マイナス思考の日本人」

プラス思考のアメリカ人 マイナス思考の日本人

プラス思考のアメリカ人 マイナス思考の日本人


外資系トップで働く日本人のビジネス論。


スタッフミーティングをする時間なんてあったら
その分現場で働いたほうが時間が節約できるというある部下の話は
耳が痛かった。その部下はそのチームでは管理職で
自分はがんばっているのに業績が伸びない。
それはコミュニケーションが図れておらず
会社の方向性や全体のpictureが彼の頭にしか入っていないため
そのほかのスタッフとうまく仕事がかみ合わない。
部下をやる気にさせるのも管理職の仕事と指摘される。


アメリカ流交渉に勝つ秘訣もためになる。
「まず結論から言ってその後理由を説明」「現状の説明より解決策を」
「攻撃的ではなくアサーティブに主張する」「失敗した交渉でも
最低限の獲得目標を決め、捨て鉢にならない」「交渉成立後は
蒸し返されないようにさっさと話題を変える」などなど。


いつも笑顔でいることの大切さも説いている。
ピンチなときほど、部下は上司の顔を見ているから、大丈夫だろうかと
不安な気持ちでいっぱいになる。そんなときこそ余裕を見せると安心する。
笑顔は余裕のあるときに生まれるからだ。
Keep a smile!!!


responsibilityは「業務を遂行することに責任を持つ」ということで
accountabilityは「業務を遂行し、その結果に責任を持つ」ということだから
一見日本語にすると同じように翻訳されるが、ふたつは別物だ。
日本では「がんばる」が大切にされるが、アメリカでは「結果がすべて」
この辺も文化の違いを感じるな。


でもアメリカ人でも上司にはそうとうへつらうらしいというのも
意外な事実として知ることができたのはびっくり。