「医学のたまご」　海堂尊

潜在能力全国テストで一番になった１４歳の薫はひょんなことから
東城大学の医学部で医学の研究をすることになる。
同級生や世界的なゲーム理論の学者でアメリカにいる父に
相談しながらなんとかごまかしながら勉強していく。

ところがある日立派な発見をしたと担当教授が
大騒ぎをして論文を書き、薫の名前で発表したから
さあ大変。取材や他の高名な研究者からの突っ込みやらで
てんてこ舞いの日々が過ぎる。
何かがおかしいと悩みながら・・

ストーリーテラーは薫になっているせいか
なんとなく子供向けの本を読んでいる雰囲気で
今までの海堂さんの作品ほどには楽しめなかった。
端役で高階学長や田口先生が出てくるのは面白いが。

きっと私好みのかっこいい男性が出てこないせいだわ！