「外資の常識」 藤巻健史

外資の常識

朝日新聞のコラムを読んでいるので
内容的にはおなじみのものも多かったが面白かった。

お葬式に出席するために喪服を持って会社に来たのに
シャツを忘れて、そこに働く１００人くらいの男性が
みんなカラーシャツまたは白でも柄やストライプのあるものを
着ていて「外資」を痛切に感じた話や
電話会議で英語でしゃべっていたら、NYの元上司が
彼の英語を英語で通訳していた話などは面白い。
彼の部下の女性も容赦なく辛らつなことを言ったりする
エピソードや、彼の息子の話もとても面白く
彼の文才をとても感じる。

彼は雙葉幼稚園出身らしい。雙葉は名門女子校だが幼稚園だけ男子が入学できる。
２クラスあり女子２６人に対し男子は４人というものだが
同級生の男の子達は２人が学習院、４人が慶応に進学し
ほとんどの家が軽井沢に別荘があるのらしい。
同級生が岩倉具視の曾孫や伊藤博文の孫だったりした。
女子名門校に入る小数の男の子っていうのはすごい名門男子が
多かったりするのかなと思った。