「国宝法隆寺金堂展」 奈良国立博物館


朝日新聞で広告記事を頻繁に見ていたので知っていたが、
渋谷駅に広告が出ていたのには、「ここに出して
みんな誰が見に行くのだろう、奈良まで・・」と
思っていたのだが、私が行くことになった。


11時ごろの飛行機で大阪に行き、友人と会う。
次の日に朝9時半にホテルを出て、車で奈良に向う。


修学旅行ぶりに来た気がするが、とても美しいのでびっくり。
適度に田舎で緑が多く、観光スポットが綺麗な自然環境の中に残っている。
そして本当に鹿がたくさんいて驚いた。


梅雨の最中というのに天気がよく、いい気候ですっかり気分もいい。
のんびりと歩きながら、東大寺に向かう。
ここもとても大きな大仏殿が緑の中にあり、門も立派で素敵だ。
なにより都会の中に忽然と寺が残るのではなく、見える周りの景色に
なだらかな山が見えたりして感激だ。
大仏は大きいような、思ったほどでもないような感じだが、
大仏の鼻の穴の大きさの穴が柱に空いているのをみると
巨大さが感じられる。


そのまま正倉院も歩いて見に行く。
中が見れるわけではないので、外観が見れるだけなのだが
思ったよりもしっかりとした造りで、木がしっかりと
美しく組んであるのも趣がある。


11時ごろには天気もよく、暑すぎずなんていい気候と
喜んでいたが、昼過ぎると暑くなってきて
しかも修学旅行生がどこからともなくうじゃうじゃと
湧いてきて、静寂がなくなってきた。
そうだ、ここは修学旅行のメッカだ、いない訳ないのだと
急に思い出した。


目的の博物館。東京みたいに待ちが出ていたらと
不安に思ったが、そんなことはなくすぐに入れる。


日本最古の四天王像は面白く興味深いし
復元壁画も見えにくいものの面白いのだが
割と狭い場所に展示品がならび、
「あれ!?これだけ???」というのが感想。
これで1200円はぼったくりのような・・・・


平常展は意外に興味深く、刺繍仏画が珍しい。
部分的に人毛が使われていて、不気味さをそそる。