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「東山魁夷展 生誕100年」 東京国立近代美術館

雨も降っていて3時半すぎくらいだったのに
ずいぶんとまだ混んでいたな〜。

入場制限するほどではなかったのでまだ許す。

これもまた日曜美術館でやっていると知って行く事に。

面白い作品がたくさんあった。
「残照」はやはり一瞬にして山の頂に連れて行かれるし
雪の降り積もった雪の木にとまる一羽のキジバトを描く「秋翳」
や雪明りにぼんやり浮かぶ樹氷の木「冬華」は
しんとした孤独を感じる。
彼の描く雪の景色はブルーグレーの混じる雪の彼方に
埋もれるように見える西洋の城を描く「雪の城」も
そうだがちょっと青とグレーが効果的に使われ
幻想的で痛いほどの静寂を感じる。


日本画の塗料にラメのようにきらきら光るものが
混じっているので、色々な絵の表面が
ささやかに美しい光を放っているので
とても綺麗だった。

西洋風の絵も多く、赤坂離宮の門を描いた「門」も
ドイツの街の芽吹いた枝と夕焼けの空を描いた
「夕べの聖堂」もなんだか可愛らしい。

山の中の遠い滝を描いた「夕静寂」なども感動。

「白夜光」はフィンランドの森と湖が雄大に描かれ
とても美しいのだが、フィンランディアも聞こえるようだ。

唐招提寺の襖絵の海は妙に明るく目にまぶしい。

それにしてもタイトルのつけ方が文学的で絶妙だ。
自分でつけていたのだろうか?