「黒いマナー」 酒井順子

黒いマナー

黒いマナー


書いてある内容はさして目新しいものがなく
もちろん目の付け所がすばらしいところがなくもないが
あまり面白いという感激もなく、マナーについても
「そうなのか〜、初めて知った!!」というほどでもなく
いまいち中途半端な感想を持った。


その中で格差マナーというのは笑った。
格差とは昔は「貧富の差」と言ったものだが
格差というとスマートな感じで「下」でもいいかという
気になるというのはなかなかいいところを突いている。
格差は経済、容姿、モテの3種類があると著者は定義。
確かに格差と言うと何かと経済がクローズアップされるが
容姿とモテも明らかに格差あるよな〜と感心。


でもこの本は東京に上京して初めて大学にいくとか
これから社会人になるとか言う人には意外にいいガイドと
なるような気がする。


装丁が佐藤可士和でびっくり。