- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2007/01/26
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証券マンの男性が投資の神様のような男と出会い、
インサイダー取引でウォール街をのし上がって行く。
その彼の栄光と挫折を描くオリバー・ストーンの監督作品。
最初に映されるマンハッタンの通勤風景は、満員電車にすし詰め通勤で
日本と変わらないのでちょっと驚く。ハードワーカーはどこも一緒ね。
株の売買シーンもスリリングで毎日あんなことやっていたら
ギャンブルのようで疲弊して精神的にも持たないだろうなと思う。
投資の神様(というか悪魔)ゲッコーも色々とあくどいことを
やっているのだが尻尾をつかまれることなくどんどんと利益をあげる。
証券マンだったパド(チャーリー・シーン)も彼に取り入り
だんだんと悪に手を染め利益を手にいれ、倫理感覚がおかしくなっていく。
その彼に苦言を呈するのは父親だが、マーティン・シーンが演じているのだが
彼を見ると「大統領」と思ってしまうな。
最後本当に会社再建に乗り出そうとした矢先に足元を救われるわけだが
こんなことはきっとしばしばあるんだろうな。
パドがゲッコーに「あといくら儲けたら満足するんだ?」と聞くシーンがあるが
彼のような投資家は一生掛けても使い切れないほど儲けているのだろうから
目的はもはやお金ではないのだろう。
孫子の兵法をゲッコーが引用しているセリフがあって、アメリカでも
ビジネスマンは読んでいたりするものなのかとふと思った。