- 作者: 雫井脩介
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2001/09
- メディア: 単行本
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トラック運転手の荒は趣味の麻雀で借金が込み
会社以外の仕事を請け負ってアルバイトをしていたが
それが発覚して、仲間の時山、坂井田と共に解雇されてしまう。
それを面白くなく思っていた彼らは時山にそそのかされて
社長の家を襲い放火する。気付くと荒は主犯に祭り上げられ
無期懲役になるが、時山や坂井田はうまく立ち回り軽い刑期で終了。
数年後出所をした荒は山田という世話人と出会う。
彼は刑期中の荒の兄や家族に献身的に助けてくれた人物だった。
その後坂井田、時山と次々と殺害されて、犯人は荒と思われた。
その事件を追うのは、ガンに侵されて引退間近の老刑事滝中だ。
彼は20年前の事件も担当していた。犯人を捜すうちに出会ったのは・・
読んでいてなんだか雫井さんというよりも他の人の作品のように感じた。
そして犯人がなんだかいい人のような狂気の人のようなつかめなさ。
顔にあざがある若手の刑事や、やけど跡の残る事件の被害者の息子、
老刑事の娘が芸能人朱音で、今はあまり仕事がない彼女も顔で悩んでいる。
このタイトルの意味は感想を書こうと思ってあらすじをたどっていって
やっとわかった。(遅すぎ)
でもこの話のトリックはあまり私好きするものではなくて
なんとなくご都合主義のような気がしてちょっと残念。
でももっと彼の作品は読んでみようっと。