「7月24日通りのクリスマス」

7月24日通りのクリスマス [DVD]

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中谷美紀演じるさえない女の子は住んでいる長崎の街を
大好きなマンガの舞台リスボンになぞらえて見立てている。
学生時代にあこがれていた王子様のような男性と再会。
当時の彼は姫のような華やかな女性の先輩と付き合っていた。
世の中には生まれたときから王子や姫の役割の人と
そうでない人がいると思っている彼女だったが
なぜか彼といいムードになり・・・


吉田修一の原作と知って興味を持ってみたが、
あまり面白くなかった。大沢たかおもなぜかかっこよくなかったし。
誰かのブログに「中谷美紀がさえない女の子役ってところがありえないし、
憧れの先輩が川原亜矢子なのだが、中谷美紀の方が上だろう」と言うのを
読んだのを思いだした。


全編妄想が吹き荒れる感じの展開なのだが、彼女の父親役が
小日向文世さんで恋人役がYOU。彼女が恋にあこがれるだけの
女の子に「宝くじ当たらないかな〜?買ってないけど。
受験合格しないかな〜?受けてないけど」ってモンだという。
そして「女の子は誰かに好かれると芋蔓式に次々とモテルように
なる」などなんだか心がズキンと真実を感じた。


ヒロインの自慢のかっこいい弟が、不釣合いなほど
地味でさえない女の子と結婚しようとするのだが
その女の子の役が上野樹里でちとびっくり。