「フィラデルフィア美術展 印象派と20世紀の美術」 東京都美術館

「スケジュールは必ずbehindになる」(by 私)
夕方空くしと思ってそのつもりで行く気だったのだが、
思った以上にぎりぎりになってしまい、入館したのは45分前で忙しかった(泣)
予定が必ず遅れてしまうのは、私が愚図だから!?


やはり印象派が好きなようだ私。
ドガの「室内」はやはり光と影のコントラストとその寂寥がすばらしい。
ピサロの「ラクロワ島 ルーアン(霧の印象)」もまるで雪景色のようで
目を奪われてしまう。モネの「アンティーブの朝」も南仏特有の明るく優しい色
で家に飾っておきたくなる。
そしてルノワールの絵は色が抜群にあでやかで華麗だ。
「ルグラン嬢の肖像」はやはりとても綺麗で目が離せない。
ルノワールの絵の人物は目がとてもきれいに光っているのが印象的だ。


ロダンの「永遠の青春」は裸の男女が抱き合いながらキスをしている像だが
とても動きがあって官能的。やはりロダンはいいな。
ホアキン・ソローリャという画家は今回初めて知ったが面白い。
海辺で砂遊びする幼い兄弟と近くで見ているピンクのワンピースの姉。
日向と影が抜群で写実的だが、まぶしくて面白い絵だ。


キュービズムはあまり興味がなく、時間もないことなのでさくさく飛ばす。
クレーの「魚の魔術」は黒地のキャンバスに色彩豊かな絵があちこちに
浮かび上がる。まるで童話の挿絵のような華やかな楽しさに満ちた絵だ。

マティスの「テーブルの上の静物」はなんてことのない物と色なのに
なんだかとてもきれいで気に入ってしまった。

オキーフの「ピンクの地の上の2本のカラ・リリー」は
有名な絵だが、実物でもレプリカでもポスターでも美しく見れるような。

アメリカ芸術はあまり興味がなかったがアンドリュー・ワイエス
「競売」が意外にもよかった。細かいところまですごく丁寧に描かれて
色も茶色が基本の地味なものなのに、きれいだった。