「『綺麗な人』と言われるようになったのは、

四十歳をすぎてからでした」 林真理子

「綺麗な人」と言われるようになったのは、四十歳を過ぎてからでした

「綺麗な人」と言われるようになったのは、四十歳を過ぎてからでした


林真理子というのは女の子の夢をすべて体現しているのでは
と常日頃思っている私。
おいしい料理を食べ、着物もブランドもたっぷりと買い
おしゃれなお店に行き、セレブともお友達。
旅行にもバンバンと行き、結婚もし、子供もできて
キャリアもある。美容にもお金を掛け放題。
だが、なんとなく彼女の見た目と自分を落ちに使う
絶妙な文章でみんなは親近感を持ち、反感をもたれにくい。


この本は中年をテーマ(?)にいかに楽しく美しく
前向きに生きていくかが全編に語られている。


「おばさんというのは年齢のことではない。
だらしなさと安逸に走り、何ら努力しない女」とは
あまりにごもっともで、胸が痛い。


「靴 香り 下着 現役の女でいるために欠かせないもの」
夏の足対策では?いくら暑くても我慢してタイツをはく
?いっそパンツ。これなら素足でも平気
?メッシュにする。
など実用的なアドバイスも織り込みつつ
「他人の手がかかる時間と、美しさとは正比例する」など
今更ながら復習に格好の教材であった。


かく言う私も服を手抜きしていたら友人に指摘され
急に慌ててパンプス買ったり、新しい服を買ったり
し出したばかり。心してかかれ!私。