「平山郁夫 祈りの旅路」 東京国立近代美術館

今日が最終日の平山郁夫を見に行く。

彼の作品はシルクロードや仏教を描いたものが多いせいか
全体に砂っぽい。そして茶色の谷はグランドキャニオンに見える。


私の気に入った作品はインドに帰る僧たちを描いた「求法高僧東帰図」、
まぶしい青空と白い雪のコントラストが派手な「西方浄土須弥山」
まるで木彫りのような「斑鳩里曼荼羅」、マルコ・ポーロたちの
表情とバックの地図に目が離せない「マルコ・ポーロ東方見聞行」
切符に印刷されていて、まるで中国の都市のように雄大に広がる
「高燿る藤原京の大殿」、それ以外では「ペルセポリス炎上」
さらには夕闇と静寂に包まれた群青の厳島神社を描く「月華厳島
などなど。金粉と小さく飛び立つ鳥たちなどで動きを出す絵が
多い気がした。


常設展も行って見たが、見たことのある有名な絵も意外とあり
楽しめるものだった。