「『甘え』の構造」 土居健朗

「甘え」の構造 [増補普及版]

「甘え」の構造 [増補普及版]


着眼点はとても面白いのだが、いまいち頭に入ってこなかった。
でも言いたいことはわかる気はしたが、ちゃんと読み込めば
かなり面白いのだろう。


「甘え」とは「一方が相手に対して好意を持っていることが
わかっていて、それにふさわしく振舞うこと」だという。
たとえば幼児と母親などはその典型の例だ。
それと比較して、最近は一方的な「甘やかし」「甘ったれ」が
増えているという。それが別物というのも初めて意識した。


昔からいじめはあったがそれで自殺する子供などいなかったのは
家という逃げ場があり、甘えることができたからであり
最近は甘えることができない子供が増えているのは
そうなのかもと考えさせられた。