「インテリジェンス 武器なき戦争」 手嶋龍一、佐藤優

インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)

インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)


対話本なんてあまり興味惹かれないと思っていたが
とてもおもしろかった。やはり情報とその分析は大切なのね〜。

その中で鈴木宗男の話もちらちらと出てくるのだが、
テレビで見た印象ではただの大声の恫喝オヤジ然とした彼が
意外に外交の知識があるプロだったと気付き感心した。


またイギリスのインテリジェンスの話がおもしろかった。
陸軍語学学校が人脈づくりに大きく貢献しているという話。
そこの英語科では中東やアフリカから将校を受けているが、
彼らはまともに勉強している様子がないという。
楽しいイギリス生活を送ってもらい好印象をもって本国にいつか帰れば
いざというときにそこでの人脈をフル稼動させることができるかららしい。
そうした撒き餌はイギリスの得意とするところらしい。


インテリジェンスの話ではやはりイギリスものが一番面白そうだ。