2007-01-13 「天の夕顔」 中河興一 本 京都の大学生をしていた「わたくし」が出会った7歳年上の女性。 彼女は結婚をしていて、姉弟のように仲良くなっていったが、 いつしか恋愛感情に変わっていった。 彼女も彼を愛しながらも結ばれることは不可能と拒絶をするが、 また何年かしては、彼も彼女を訪ね、そのたびに断られる。 彼らの永い恋愛の思いと歴史を描く物語。 こんなに永い間にわたって彼が彼女を思い続けたのは やはり結ばれなかったからなんだろう。 最後はちょっとあっけなく悲しい終わり方をするのだが 昔の物語を楽しめた。