大幅改稿した「照柿」。読みながらどこが違うのかわかったような、わからないような・・・また単行本が読みたくなってしまう。
暑苦しくて脂ぎっている流れの中で、義兄の加納祐介の出るシーンは涼風の吹くような、涼しくなった秋に香る金木犀のようなさわやか路線になるのが不思議だ。そして紬の着流しなんかで雄一郎を迎えるってすごすぎ。そして彼は雄一郎を「君」と読んでいたが、レディ・ジョーカーでは「お前」と読んでいた気がするんだがどうだろう?
そしてダンテの「新曲」が読みたくなるが、たぶん今回も手をつけられないままだろうな。