幼くして叔母である「トバちゃん」に育てられたルイ。洋装店を商い、ルイを育ててずっと二人で暮らしていたトバちゃんは、還暦間近になって恋をして突如家を出て行くことに。一人きりになったルイの住む一軒屋に突然尋ねてきて、いつしかいついてしまった老齢の画家トニーさん、ルイを送ったついでにすっかりと古い家が気に入りこれまたいついてしまった建築雑誌編集者の年下の康介。奇妙な三人の生活はなんだか心地よくて・・・
近所の肉屋さん夫婦とか気前もよくて人もいい。トバちゃんも人生を謳歌してとてもエネルギッシュ。途中みんなが出て行ったりさびしいときもあるけれど、最後はなんとなくハッピーに終わるので落ち着く。
康介はおしゃべりで気も利き、みんなにからかわれやすい明るい性格だ。
「それでも、警官は微笑う」の潮崎のようだわ。