「幸せになるためのイタリア語講座」

それぞれに私生活で悩みを抱える大人たちがイタリア語講座をきっかけにだんだんといい方向に生活が向いていく。(はしょりすぎ?)


妻を亡くしたばかりで新しく赴任したばかりの牧師、年をとって病気になり、わがままになった親に手を焼き、仕事も不器用でうまくいかないパン屋で働く女性、友人に首を言い渡せないホテルマンは怪我のトラウマでセックスがうまくできなくなっていた。もとサッカー選手で現在のレストランの仕事に満足できずお客とけんかばかりしている男性。


なかなか暗いメンバーが暗い生活を繰り広げ、どんよりとした気分になるのだが、物語の後半にはいろいろな出会いから、さまざまな恋が生まれ育ちみんなが幸せになるので見終わった後は悪くない。


てっきりドイツ映画かと思って見ていたが、「デンマーク語が少しわかる」とイタリア人の女の子が言って初めてわかった。ドイツからイタリアだったらすぐに来れるし近いが、デンマークともなるとやはりイタリアは遠くて憧れもあるかもしれない。


牧師が最後にマセラッティを売ることに決めるのだが、それが彼にとってどういう意味を持っていたのかがいまいちわからなかった。