「小山実稚恵ピアノリサイタル〜ロマンへのさすらいの旅」 オーチャードホール

友人に誘われ6月24日小山実稚恵のコンサートに行く。なんと彼女は12年に及ぶ24回にわたるリサイタルシリーズを企画しており、今回はその一回目。毎回テーマカラーがあり、今回は白のため、白いドレスを着て、ステージには白い花が生けられていた。


今年はシューマン没後150年と言うことで、シューマンの曲を何曲がやってくれた。
シューマンアラベスク ハ長調 作品18
シューマン:幻想曲 ハ長調 作品17
ショパン :ノクターン 第8番 変ニ長調 作品27−2
ショパン :マズルカ 第32番 嬰ハ短調 作品50−3
ショパン :舟歌  嬰ヘ長調 作品60
シューベルト:幻想曲 ハ長調「さすらい人幻想曲」作品15 D.760


最近ラフマニノフのピアノコンチェルト3番が気に入って聞いているせいか、力強い激情型ピアノが好きらしく、静かなピアノ曲よりも好きだ。今回もシューマンの幻想曲などよかった。


それにしてもピアノ弾くのも、やはり女性は体力的にも指の大きさからも不利な気がした。それは別に小山さんからそういう印象を受けたわけではなく、むしろ迫力があったから、男性ピアニスト以上に努力が必要なんだろうと思っただけなのだが。


入り口でコンサートの小さなパンフレットを配ってくれてうれしい。
彼女が長い期間のコンサートの企画している勇気を(さらにそれにスポンサーがつくということも)ちょっと感動。