「シャイン」

オーストラリア出身のピアニスト、デビッド・ヘルフゴットの半生を映画化したもの。
音楽に焦がれながらその道に進むことが許されなかった父親は息子のピアノ教育にすべてを懸ける。やがて才能を開花させたデビッドだったが、外国に奨学生として招かれ、家族の絆に固執する父親の大反対に合い、家出のようにしてイギリスのroyal academyに入学。小さな頃から憧れのラフマニノフ「ピアノ協奏曲３番」を練習する。ラフマニノフ本人の前で彼の曲を弾いた経験のある優秀な先生に師事し、大変な難曲であるこの曲を弾きこなすことが出来た直後、拍手を浴びながら倒れ以後精神に異常をきたす。彼の栄光と挫折、その後の再生を描く。

デビッドの青年時代を演じた役者は、手がとても綺麗でピアニストらしかった。成人役のジェフリー・ラッシュ、精神病にかかった彼のしゃべり方が自閉症のようだと感じる。またずっとピアノが弾きたくて、レストランで見かけて思わず弾き出す彼はとても嬉しそうで、こみ上げる喜びが湧き出ている。

デビッドが結婚する女性は決して若くはなく、しかも彼女は別の人にプロポーズされていたらしいのは、同じ女性として大変希望が持てる。デビッドのためにも彼女のような人に恵まれてよかったと思える。

ラフマニノフの３番を英語で何か短縮して言っていたが聞き取れなかった。OP3とか言っていたのだろうか・・・？
ちゃんと聞きたくてCDが欲しくなる。RACHMANINOFF PLAYS RACHMANINOFFという本人の演奏の収録してあるアルバムをはじめ買おうと思ったが、わざとさらっと弾いてあるらしいのと音も一部モノになっていたりするらしいので、シャインのサウンドトラックをアマゾンで注文する。楽しみ〜。