「妖説 源氏物語 壱」 富樫倫太郎

妖説 源氏物語〈1〉 (C・NOVELS)
源氏の息子、薫中将と源氏の孫、匂宮の二人が平安の闇に暗躍する魑魅魍魎に陰陽師白鴎の助力を得て挑む。
匂宮の賭博の借金の取立てに向かった先は、鯰に生まれ変わった自分の父親を食してから悪霊に取り付かれて瀕死状態の「鯰中納言」、母親である明石中宮に仕える女房の荻野が、遊び歩く匂宮を探しに行かされたまま行方不明になる「行くなの屋敷」、覗くと希望するものが見えるという伝説の鏡に消えた少年を探す「神獣妖変仙人鏡」が収められている。

宇治十帖はちゃんとは読んだことはないが、田辺聖子の書いた本を読んだことがある。この本はあまり原作に則ってないのね。すこしはかすっているのだろうか?
キャラの設定は使っている程度か? 陰陽師系の話は好きなので続きも読んでみようかな。