ディスカバリーチャンネル「大韓航空機墜落事件」

事件当時はコテコテの民間機をスパイ機と思い打ち落としたというソ連の言い分に「ありえないでしょ」と思っていたが、この放送を見て本当はありえたかもと思えた。
大韓航空機が空路を外れ(一時は大幅に)たのも、たまたまパイロットはINS(initial navigation system)を入れるのを忘れて手動でやっていたため、外れても気付かなかったうえに、その当事民間機そっくりのアメリカのスパイ機があのあたりをソ連を刺激しながら飛び回っていたり、スクランブルを掛けられたKE機が気付かなかったりと色々なことが重なっての結果だったことがわかる。それにしてもやはりソ連側ももうちょっと注意深く観察してもよかったのではないかと思うが。または私が知らないだけで、当時は戦闘機やスパイ機がお互い頻繁に秘密裏に打ち落とされたりしていたのだろうか・・・・
海底捜査をしても遺品や遺体がほとんど見つからなかったのも不思議だ。空中で爆発したときに粉々になったという理由の他、海流で流されただの、ソ連が全部先に引き上げてしまった(生存者はシベリアに抑留されたとか)などの理由が噂されているらしい。これは知らなかったな。