「誤読日記」 斉藤美奈子

誤読日記
週刊朝日」それから「アエラ」へと移って連載された読書コラムを集めた本。辛くて軽いのでおもしろく読める。
興味を惹かれた本は「もしも宮中晩餐会に招かれたら」*1(渡辺誠)、「重曹で暮らすナチュラル・ライフ」*2(ピーター・キウロ著 佐光紀子訳)、「社長をだせ!*3(川田茂雄)である。
天声人語2000年1月ー6月」では、コラムを中継ぎ型(竹が途中で木に変わる)、キセル型(木が途中から竹に変わり、ラストでもう一度木に戻る)、逆転型(最後に突然正体がわかる)にタイプを分けて説明しているのが、いちいち納得で面白い。
でも、一番印象的だったのは「銀座はぼったくり条例の指定地域外」(「銀座ママが明かすお金に好かれる人、嫌われる人のちょっとした違い」ますい志保)ということだった。

*1:このありえなさに興味を持つ

*2:重曹を使ってみたいから

*3:自分の仕事に役立ちそう