「バレエ くるみ割り人形」 新国立劇場バレエ団

新国立劇場 オペラ劇場
はじめて見たときは面白いと感じたものの、何回か見るうちにやはり子供向きなように思われ興味が失われていたが、「ワイノーネン版」を見たいという友達に付き合って見に行ったが予想外に楽しめた。

まず劇場がとても気に入る。インテリアが木目調で、でもオペラ劇場の作りになっていておしゃれだ。二階席にはdress circle、3階はupper circle、そして4階はbalconyと英語では書いてあり、ロンドンの劇場のようだ。はて1階はなんとあったか、確かイギリスではstallとなっていた気がするが思い出せない。そしてここの1階も確認できずじまいだった。新しくて綺麗な劇場だし、クロークもorganizeされている。舞台に奥行きがあり、4階席からでもよく見える。

日本のバレエ団なのであまり期待していなかったが、セットも衣装も美しく、群舞もきれいにまとまっていて、一番上から見ても乱れがなく感心する。衣装はどのシーンも可愛らしくとくにsnow flakeのところは気に入ったが、ひとつ気になったのは、ドレスのスタイルがばらばらのように感じたことだ。イタリア風のドレスだったり、フランス風だったり。どの国のどの時代の話だったろうかと考えながら見てしまった。

終了後ロビーに飾ってあるツリーの周りに着ぐるみのねずみが3匹くらいやってきて子供達の写真撮影に人気だった。