「おまけのこ」 畠中恵

おまけのこ
私のお気に入りの手代たちの出番がいまいち少なめだったのが、残念だったが、若旦那への甘やかしぶりが見れてよかった。

同じ妖にも交われず孤独な妖、孤者異が持つという職人の腕が上がる薬をめぐる「こわい」、塗り壁のような化粧の厚塗りをやめられないことを悩む女のもとになぜか通い悩みを相談される屏風のぞき話「畳紙」、若旦那子供時代の思い出「動く影」、若旦那が吉原に通う「ありんすこく」など。

柴田ゆうの挿絵がかわいいなぁ。すごく雰囲気にあっている。

そしてちまたで女性達にめっきり人気でペット扱いの鳴家が、まるでそれを狙っているようなかわいこブリッコ描写がありちょっと残念。普通にしていていいのに。