「下妻物語」

深田恭子扮する下妻に住むロリータファッション大好き少女は、代官山のお店に通っている。洋服を買うお金を稼ぐために、父親が以前売っていたバッタモンのベルサーチの服を売るため広告を出したら、ヤンキーのイチゴ(土屋アンナ)が買いに来て、ふたりはだんだんと仲良くなる。

下妻の描写(すべての買い物はジャスコ)と、以前住んでいた大阪のある街の描写(生まれたときから死ぬまでジャージ)がおもしろい。
ただ面白おかしいだけじゃなく、まっすぐな友情も描かれておりいい作品だ。フカキョンはふりふりのロリータファッションがとても似合う。あんなに似合ったら、ブランドからモデルになってと言われそうなものだ。最後にイチゴもあの衣装でポスターに写るシーンがあるが、それもすごく似合っていてさすがモデルだ。

バッタモンを売っていた父親も、ロリータ衣装に自分でラブリーな刺繍をする娘も、刺繍が得意なのは遺伝なのね。