「松村公嗣展」

銀座松坂屋で開催中の松村公嗣展を見に行く。
はじめて見たが、人物がは黒い線ではっきり描写され力強く生命力がみなぎっている。でもなんとなくマンガ的な印象を受けるような、本の挿絵のような・・いや、すごくいいけど。
学生の頃の作品も出されていたが、その頃からすごく上手で作風もあまり変わっていない。
風景画は人物とはがらりと印象が変わる。どちらもとても綺麗だが、きれい過ぎる気もして何かが違うと思うのだが、どこかどう違うのかわからない。
でも彼は雪を描くのがとても上手く、絵を見ていると雪が降ったときの妙な静寂や孤独感がすごく現れて一瞬でその世界に入ってしまう。私が好きだと思った作品はほとんどが雪がらみだった。特に「なごり雪」という絵は、ちょっとメルヘンちっくと言ってもいいような作品だが、引き込まれて雪の夜の街に思いをはせる。

ところで銀座の地下鉄の駅の広告でLEONの宣伝が張られまくっていた。ハゲのダンディオヤジと一緒に写っている女の子はモニカ・ベルッチに似ていて美人で気に入った。二人でいろいろなブランドの服をシーンに合わせて着こなすのだが、どれもそれぞれに雰囲気があって美しい。