「狂骨の夢」 京極夏彦

狂骨の夢 (講談社ノベルス)
ある海辺で金色の髑髏が見つかる。またしばらくすると別の髑髏が見つかるが、さらに別のが発見されたときは、だんだんと人間に近い姿になってきていた。
その海辺近くに住む、ある作家とその妻。妻は神経症のようで、自分が人を殺して首を切る夢を繰り返し見てはうなされていた。

京極堂、関口君、榎さんといつものメンバーが出てくるシリーズ。
あちこちの場面で出てくる人がいちいち榎さんの知り合いで嬉しい。

京極夏彦の話はキャラクターも面白く魅力的だし、話の背景も事件も面白いんだが、最後の種明かしがなんかな・・・といつも残念になる。
今回も「え〜!?? そうくるか・・・・・」というつじつまあわせのような結末だった。

時間が行ったり来たりするので、それが読み辛かったし、難しく感じた。