「イングリッシュ・ペイシェント」

イングリッシュ・ペイシェント [DVD]
大怪我をして記憶をなくした男と彼の看病を使われていない僧院でする看護婦のもとに、彼に復讐するため追って訪ねてきたカナダ人の男、爆弾処理のために来たインド系イギリス人の兵士。
男は以前砂漠のキャンプで知り合った女性と不倫の恋に落ち、それに気付いた彼女の夫がまるで自爆のように夫婦で乗った飛行機を墜落させ、夫は即死、妻は重症になる。彼女を近くの洞窟に休ませ、救援を呼ぶために街に出かけた男は、名前がドイツ系だったために、スパイと思われて拘束されてしまう。
そこを抜け出し、彼女を救うため、戦略上大切な自分たちで作った地図をドイツ人に渡し取引をして、彼女を救う手段を得るが、もう間に合わなかった。
あんなにイギリス人として認めてもらうのに苦労をしたのに、大怪我をして収容された病院のカルテには「イギリス人?」と書かれていた。

彼が裏切って地図をドイツ軍に渡したために、たくさんの人がスパイとして捕らえられ、彼を追ってきたカナダ人の男も指を切られるなど虐待を受けるシーンはおぞましい。イスラム教徒の看護婦の女の子に切らせるのだ。

主人公のアルマジーがスパイと言われているのは、不倫の仕返しに夫が流した嘘なのかと思ったが、本当だったのね〜。

僧院の周りのイタリアの田舎の風景が美しい。