「舞台よりすてきな生活」マイケル・カレスニコ

ロバート・レッドフォードが製作総指揮とある段階である程度優等生的な映画に違いないと思ったが、いい映画だった。
ケネス・ブラナーが最近スランプの劇作家、奥さんは子供を欲しくて、どうしたらできるかが人生最大関心事だが、夫は子供嫌いで非協力的。近所に引越ししてきた足の悪いおませな女の子を最初は邪魔者扱いしていたが、いつしかふたりは大の仲良しに・・・
足の悪い女の子が途中つまずきながらもインディアンの踊り?を披露するシーンは本当に愛らしかった。
最初は毛嫌いしていたのに仲良くなり方がちょっと唐突な気もしたが、いけ好かないオヤジだったケネスの顔がだんだんと好ましい印象に見えてくるのが不思議だった。
奥さん役のロビン・ライト・ペンも可愛くて、子供ダンス教室でみんなで踊っているシーンもよかった。
奥さんのお母さんがアルツハイマーで強情だったり、とんちんかんだったりするのが、あるとき突然正常になり話をする瞬間があるのもリアルだった。
本題のHOW TO KILL YOUR NEIGHBOR'S DOGの意味が突然分かる。
ところで舞台の演出家のブライアンはゲイらしいのだが、こい〜眉にぱっちりまつげの彼を見て、「ゲイの皆さんはこういう顔が多いが、果たしてまつげパーマをかけているのだろうか?」が疑問に思う私だった。