「歓楽通り」パトリス・ルコント

レティシア・キャスタが出ているので見てみる。
娼館が廃止される時期のフランス、そこで生まれ育ったプチルイは「女性の世話をして」生きる夢を持つ。理想の女性(レティシア)も娼婦でそこを出て新しい生活をしなければならない。彼女に幸せになってほしくていろいろと手を尽くし、見守り、世話を焼くプチルイ。最後は遊び人の彼と破滅へ向かうことになるレティシア。子供のころのプチルイはとても愛らしくみんなに可愛がられていたが、いい年のずんぐりのさえないおっさんになった彼が
レティシアたちのために一晩で大金を集めざるを得ない事態になったとき、パリ中の娼婦が次々とお金を出してくれるシーンには救われる。