「福原義春の講演-変化の時代と人間の力」

資生堂名誉会長の福原義春の講演をまとめた本。
この中で取り上げられていたマックス・デプリーの「リーダー論」によると第一に「事実を掌握すること」、第二に「奉仕者になること」、そして第三に「サンキュー」と言えればそれでいいとある。リーダーとは社員の奉仕者であるというのはとてもわかりやすい。
またNGONPOなどの非営利組織でもマネージメントやマーケティングが必要だというコトラーの考えも披露していた。これも意外に気がつきにくいことのように感じて新鮮だった。
また耳が痛いと感じたのは「女性には、自ら私はもうこの程度でいいとか、ここから上の地位には就きたくないとか、ならなくていいとか、こういう傾向がありますが、それは一種の社会に対する責任放棄です」とメセナ活動に活発な福原氏は言うのであった。すみませ〜ん(泣)