「恋愛芸術家」岡本敏子

恋愛芸術家
著者が岡本太郎をどんなに好きだったかがわかる本。
彼のすべてが愛しく、一緒にいるだけで幸せと感じ、彼の側ではいつも機嫌のいい自分でいたようで、彼の方でも一緒にいられて幸せだっただろうと思われた。
この本の中で著者は「気持ちは必要とされているほうに流れていくので、恋愛においては、必要度があるっていうことが強い」とある。太郎の母の岡本かの子は、あまり美人でもなかったのに、夫のほか男性たちからも一生懸命ささえられていた、それは彼女が強烈に支えを必要とする人だったからだという。岡本かの子に興味がすごく出てきて、今度は彼女についての本が読みたくなった。