「アンドリュー·ワイエス展」東京都美術館

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東京都美術館の「アンドリュー・ワイエス展」に行く。20世紀アメリカ 孤高のリアリズムとある。東京都美術館開館100周年だそう。
日本人が好きなアーティストらしいが思ったほど混雑しておらず普通に見れてよかった。

なんてことはないアメリカの田舎の風景なのだがやはり目を惹く。水彩画も多数あったのだが光と影の描写がすごい。「ブルーベリーのバケツ」や「雪の朝」などが好きだった。
「モデルの椅子」や「花びら」もおしゃれだ。
誰かが言っていたがハンマースホイに共通する静謐な雰囲気を感じる。
テンペラを使って描いているものもあったがかなりが水彩で紙に描いてある。今後保存は大丈夫なのだろうか?
ワイエスが夏を過ごしていたメイン州のご近所さんのオルソン家を描いたものが多い。そこに住む兄弟が二人とも亡くなってとても古い家に住む人がいなくなり「オルソン家の終焉」を描く。それの習作が何点もありどれも暗い絵なのだが完成した絵は明るい印象で驚く。
海を見る妻の後ろ姿を描いた「ヒトデ」が他の絵と違って眩しいほどの明るさで目を奪われる。
最後にワイエス本人の写真が飾ってあったがダンディでラルフローレンのポスターのようだった。

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「没後110年今村紫紅 日本画の革命児」横浜美術館

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今村紫紅の絵はやはり面白いものが多い。歴史絵などもあるし南画風な稚拙っぽい絵も素敵。

雪の朝、短冊支那小景、月の出、宮島詣、舟遊、雨の日本橋などの絵が気に入った。
鳥と花木を描いたものや動物なども可愛らしく色合いも美しい。原三溪に絵を気に入られスポンサーになってくれたらしくそれで生活できるようになったとのこと。だが30代で早逝しているが作品はたくさんあるようですごい。
地元横浜のアーティストという感じがひしひしとした。とても楽しめた展覧会だった。

「歌川広重 名所江戸百景 最後の挑戦」太田記念美術館

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ポスタービジュアルの大きな鯉登りの絵はあいにく後期だった。広重の構図はやはり大胆で遊び心もあり見ていて面白い。猫が窓の外を見ている「浅草田甫酉の町詣」が見れてよかった。
風景の中に筑波山が割と描かれてるものもあり意外だった。松坂屋や大丸などのちのデパート?と思える大店が描かれていたり面白い。風景が多い中、女性が大きく描かれ色遣いもおしゃれな
「大てんま町木綿店」もよかった。
学芸員による解説動画が30分くらい見られた。当時と今の地形の違いなどもわかり面白かった。
日本橋などの柱によく描かれるネギ坊主のようなものは擬宝珠(ぎぼし)というそうだがあれを付けられたのは江戸では日本橋、京橋、新橋だけだったそう。橋で柱にあんな飾りがあるのものはこのどれかなのね。面白い。

「密やかな美 小村雪岱のすべて」 千葉市美術館

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今日は14時から学芸員による無料レクチャが30分ほどありそれを聞くことができ内容が把握できてとてもよかった。本の表紙や装丁が多いので実物は小さかったり見にくいのだがスライドを拡大して見せてくれるのでいい。

泉鏡花に見込まれ彼の挿絵や装丁をたくさんやっていたが泉鏡花に認めてもらえるとはどれだけの美意識なのだろう。
小村雪岱は本の装丁もたくさん手掛け、それも展示があったが昔の本は箱に入っており箱と本体、内開きなどそれぞれに美しい。ヨーロッパの本も装飾が素晴らしいがこれもなかなか負けてはいないのではないか。

「密やかな美 小村雪岱のすべて」展は朝どこに行こうか迷っていたが「青柳」の絵を見てそれが前期今日までと知り迷わずここへ行くことにした。
「青柳」「落葉」「雪の朝」はどれも絵が静かでシンプル、見ていてとても清々しくすごく好きな絵だった。
「鎖骨菩薩」や「如意輪観音」の絵でお顔がすごく穏やかで優しかった。
小村雪岱の絵は挿絵などが多いせいか絵に空間があり情報量もそこまで多くなく見る人に色々想像させるのがいい。以前も見たことのある画家だったがこんなにおしゃれな絵を描いたんだと改めて楽しめた。

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「ウジェーヌ•ブーダン展 瞬間の美学、光の探求」 SOMPO美術館

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ウジェーヌ•ブーダンはEugène Boudinと書く。
ユージーンなんじゃん。
荒い筆使いの輪郭のあまりない絵を描く印象だったがとても面白かった。海景画家としてのイメージが強く確かに水辺を描いたものが多かった。だが海や雲の青やグレーの交わりなど明るくて綺麗だ。「ベルク、海岸」はなんてことはない海岸の風景なのだが妙にノスタルジーを感じられて目が離せなかった。「トルーヴィルの海水浴客」や「ル•クロワジック」も空と海が印象的に混じり合う。
風景画もとてもよく「トルーヴィル街道、ル・ビュタン近郊」はのどかな風景に心癒されるし「トルーヴィル、トゥーク川にかかる古い橋」もとてもいい。「トゥークの古い港」も気に入った。
建築画のコーナーもあったが、どれも写実的すぎないのがいい。「アンヴェックのカルヴェール」が好きだった。素描画のコーナーもあったがラフ画というよりかなり緻密で驚く。ブーダンは素描を大切に考えていたらしい。
彼はオンフルール出身だ。私のイメージでは高級保養地といった感じだったが老朽化した港だったというのもびっくり。ドーヴィルも一時は廃れた港だったみたいでどこも開発次第なのね。

ヴェネツィアの絵も当然あったがやはり美しい。
やはり建物など細かく描きすぎないのがいいのかな。ブーダンの作品でも細かい絵もありそれはそれでよかったけれど。
満足度の高い展覧会だった。

「カール•ヴァルザー」 東京ステーションギャラリー

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ステーションギャラリーの「カール•ヴァルザー」展に行く。隣にカフェができたようでそこには長い列が。でもギャラリーは大丈夫だった。
私は知らない画家だったが面白そうな絵を描くので興味を持ち今回は東京エリアの美術館周遊券を使う。スイスの画家で挿絵や舞台、壁画、室内装飾など多方面で活躍したそう。1908年に作家と日本に来日して日本各地を旅して絵を描いた。
歌舞伎絵や芸者さんなどの絵も。
画風もさまざまで面白かったしとても楽しめた。